文芸と物語の文草界、数寄と意匠の創芸界

文芸・写真・建築・舞台・映画・演劇・マンガ・芸能など各界の
“意表”を集めたセクション。

デュシャンにジャイブ、風姿にワルツ数寄と意匠が跳躍する アン・ドゥ・トロワ 創芸界Shall We 漱石?Danci’n ホメーロス文芸と物語が旋回する チャチャチャ 文草界

創芸界 −−−−−−−−−− 東西の数寄と意匠を束ねる

「創芸界」は、現代アートから古典芸能まで。ジャコメッティのエクリ、
グールドのピアノ、世阿弥の風姿花伝、横山大観の生成流転など、
東西の創作と創芸にまつわる多彩な鬼才たちを松岡正剛がセレクト。
タブローとスコアと劇場と台本を舞台に繰り広げられた表意と意表の世界を
縦横無尽にめぐる。

文草界 −−−−−−−−−− 古今の文芸と物語が織りなす

「文草界」は、日本文芸から世界文学まで。日本の文芸では、『とはずがたり』
『奥の細道』『連環記』『黒い雨』『一千一秒物語』など、日本文学史を
ナナメに読み解く傑作と逸品を紹介。
世界文学には、『リア王』の裂け目、ダンテの世界構造、ドストエフスキーの
大審問、パムクのミニアチュールなどが登場。世界大の物語と問いを
千夜千冊のハイパーリンクで読み解く。

 

三弦が鼓動するアジア

近松のいない昭和元禄や新内を忘れた平成日本語ブームなど、真っ平御免。
邦楽家・宮城道雄が綴った『雨の念仏』、平岡正明の『新内的』をはじめ、
邦楽の本流と将来を味わうためのブックセレククション。
津軽、琉歌、アリラン、アジア音楽ともあわせて読みたい
松岡正剛流“ノリとソリ”の邦楽論。


546夜 宮城道雄『雨の念仏』

さらにおもしろいのが扇風機の音だった。あの唸りには波の音がする。しかも、その波打際に一人で放っておかれたような寂寞の気分になれる。

No著者書名?
41 夜 柘植元一・植村幸生編アジア音楽史
307 夜 荒木繁・山本吉左右編注説経節
437 夜 藤田正沖縄は歌の島
546 夜 宮城道雄雨の念仏
669 夜 樋口覚三絃の誘惑
710 夜 申在孝パンソリ
771 夜 平岡正明新内的
845 夜 森達也放送禁止歌
866 夜 大倉正之助鼓動
876 夜 宮塚利雄アリランの誕生
884 夜 高橋竹山津軽三味線ひとり旅
1193 夜 杵屋佐之忠黒御簾談話
1492 夜 中村明一倍音
1551 夜 佐宮圭さわり
1633 夜 兵藤裕己琵琶法師
1691 夜 本條秀太郎三味線語り

 

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廉太郎とグールドが奏でる

「近代音楽が楽譜とぴったりあった演奏をするようになったのは
何かのまちがいではないか」。N・アーノンクール『古楽とは何か』に
寄せられた問いが、デレク・ベイリーのインプロヴィゼーションにも、
グレン・グールドの『ゴルトベルク変奏曲』にも、
滝廉太郎の『憾』にも及んで響く松岡正剛の音楽紀行。


980夜 グレン・グールド『グレン・グールド著作集』

どんなスコアにも、もうひとつのスコアがありうる。

No著者書名?
49 夜 マイルス・デイビス&クインシー・トループマイルス・デイビス自叙伝
99 夜 カールハインツ・シュトックハウゼンシュトックハウゼン音楽論集
186 夜 フランコ・ゼッフィレッリゼッフィレッリ自伝
334 夜 パブロ・カザルス鳥の歌
342 夜 間章時代の未明から来たるべきものへ
444 夜 西原稔ピアノの誕生
631 夜 アンドレ・コルビオカストラート
918 夜 ウィルヘルム・フルトヴェングラー音と言葉
980 夜 グレン・グールドグレン・グールド著作集
1007 夜 岩淵達治・早崎えりなクルト・ヴァイル
1010 夜 阿木譲イコノスタシス
1032 夜 ニコラウス・アーノンクール古楽とは何か
1033 夜 武満徹音、沈黙と測りあえるほどに
1146 夜 デレク・ベイリーインプロヴィゼーション
1260 夜 海老澤敏滝廉太郎
1523 夜 ポール・デュ=ブーシェバッハ
1579 夜 フランソワ・ヌーデルマンピアノを弾く哲学者
1600 夜 リヒャルト・ワーグナーニーベルングの指環
1794 夜 浦久俊彦フランツ・リストはなぜ女たちを失神させたのか

 

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タブロオとフィギュールの秘密

「芸術の本質は、見えるものをそのまま再現するのではなく、
見えるようにすることだ」。頭をかけめぐるイメージをさまざまな手法で
“造形”してきたアーティストたち。イラストレーション(挿絵)とは? 
カリカチュア(戯画)とは? イリュージョン(錯視)とは?
表象と意表の本質をクレーやダヴィンチらの手記に読み取る。


1035夜 パウル・クレー『造形思考』

方法の核はただひとつ、分節とは何か―。

No著者書名?
25 夜 レオナルド・ダ・ヴィンチレオナルド・ダ・ヴィンチの手記
39 夜 高田博厚フランスから
204 夜 トーマス・ライトカリカチュアの歴史
240 夜 堀正三朝倉文夫の青春
488 夜 ヒリス・ミラーイラストレーション
500 夜 アルベルト・ジャコメッティエクリ
786 夜 田中一光 [構成]素顔のイサム・ノグチ
1031 夜 ヴィクトール・ストイキツァ絵画の自意識
1034 夜 石鍋真澄ベルニーニ
1035 夜 パウル・クレー造形思考
1045 夜 ジョン・ラスキン近代画家論
1068 夜 中井正一美学入門
1253 夜 アル・セッケル錯視芸術の巨匠たち
1255 夜 貴田庄レンブラントと和紙
1310 夜 佐々木幹郎/写真・大西成明人形記
1753 夜 アーサー・C・ダントーありふれたものの変容
1761 夜 ダン・スペルベル表象は感染する
1763 夜 ギー・ドゥボールスペクタクルの社会
1769 夜 デヴィッド・ルイス=ウィリアムズ洞窟のなかの心
1777 夜 ワイリー・サイファーロココからキュビスムへ
1778 夜 ロザリンド・E・クラウス視覚的無意識

 

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キャンバスと黒板の無限性

バルテュス、未来派、ダリ、マレーヴィチらの超絵画をめぐる
千夜千冊セレクション。必見は、反芸術のアート論に迫る『デュシャンは語る』、
シュタイナーが描いた超感覚的知覚を読む『遺された黒板絵』、
そして「ジャコメッティは勇気である」の一言ではじまる『エクリ』。


500夜 アルベルト・ジャコメッティ『エクリ』

ジャコメッティは勇気である。

No著者書名?
33 夜 ルドルフ・シュタイナー遺された黒板絵
57 夜 マルセル・デュシャン&ピエール・カバンヌデュシャンは語る
121 夜 アマンダ・リアサルバドール・ダリが愛した二人の女
471 夜 カジミール・マレーヴィチ無対象の世界
702 夜 フランク・ウィットフォードエゴン・シーレ
880 夜 ジョルジョ・デ・キリコエブドメロス
984 夜 クロード・ロワバルテュス
1094 夜 アンソニー・ベイリーフェルメール
1096 夜 ローリー・ライルジョージア・オキーフ
1106 夜 キャロライン・ティズダル&アンジェロ・ボッツォー
未来派
1207 夜 ベン・シャーン&アーサー・ビナードここが家だ
1221 夜 ジャック・リンゼーターナー
1246 夜 マックス・エルンスト百頭女
1524 夜 木下晋祈りの心
1565 夜 ジェームズ・モーガンマティスを追いかけて
1650 夜 マリ=ロール・ベルナダック&ポール・デュ・ブーシ
ピカソ
1714 夜 永瀧達治エルテ
1784 夜 ゴットフリート・ベーム図像の哲学

 

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ハイパーノマドなアーティストたち

「われわれは電子情報ネットワークの前で定住しながらも、
遊牧しなければならなくなったのだ」。ナム・ジュン・パイクの「定住遊牧民」宣言、
そして森村泰昌の模倣に感嘆し綴った『芸術家Mのできるまで』。
岡本太郎、A・ウォーホルら現代アーティストたちが
鮮烈に到来させたコンテンポラルな意表の風姿。


890夜 森村泰昌『芸術家Mのできるまで』

マリリン・モンローよ、あなたはオンナであってはならなかったのではないか。

No著者書名?
43 夜 椹木野衣日本・現代・美術
215 夜 岡本太郎日本の伝統
498 夜 ジーン・スタイン&ジョージ・プリンプトンイーディ
672 夜 洲之内徹気まぐれ美術館
790 夜 坂根厳夫拡張された次元
818 夜 秋山祐徳太子泡沫桀人列伝
890 夜 森村泰昌芸術家Mのできるまで
1036 夜 中村義一日本の前衛絵画
1037 夜 菅原教夫日本の現代美術
1102 夜 トニー・ゴドフリーコンセプチュアル・アート
1103 夜 ナム・ジュン・パイクバイ・バイ・キップリング
1122 夜 アンディ・ウォーホルぼくの哲学
1261 夜 イリヤ・カバコフイリヤ・カバコフ自伝
1626 夜 デボラ・ソロモンジョゼフ・コーネル
1656 夜 ハイナー・シュタッヘルハウス評伝ヨーゼフ・ボイス
1785 夜 小崎哲哉現代アートとは何か

 

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AKIRAと絶対安全剃刀

「絶対の安全性と剃刀のような感覚、この相反するものが同居する世界がある」。
高野文子の少女マンガ『絶対安全剃刀』をはじめ、『火の鳥』『カムイ伝』
『百物語』などの名作マンガから、国家の秘密に迫った『AKIRA』まで、
“ニッポンマンガ”をめぐるセレクション。


108夜 高野文子『絶対安全剃刀』

「少女の気持ちってどういうもの?」って聞いたら、山口小夜子は「そうね、高野文子を読むとわかるわよ」と教えてくれた。

No著者書名?
108 夜 高野文子絶対安全剃刀
184 夜 フレデリック・ショットニッポンマンガ論
621 夜 萩尾望都ポーの一族
659 夜 本宮ひろ志天然まんが家
800 夜 大友克洋AKIRA
882 夜 杉浦茂少年児雷也
921 夜 つげ義春ねじ式・紅い花
971 夜 手塚治虫火の鳥
1121 夜 杉浦日向子百物語
1139 夜 白土三平カムイ伝
1316 夜 大島弓子毎日が夏休み
1485 夜 かわぐちかいじ沈黙の艦隊
1549 夜 岡崎京子ヘルタースケルター

 

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モノからモノが生まれる

ファンタジスタ、ムナーリの『モノからモノがうまれる』、日本人として男として
松岡正剛が惚れた川崎和男の『デザイナーは喧嘩師であれ』、
そして「一人でも多くが読むことを薦めたい」石岡瑛子『I DESIGN(私デザイン)』
など千夜千冊の格別デザイン論。


1286夜 ブルーノ・ムナーリ『モノからモノが生まれる』

この「たくさんの可能性が一緒にやってくる同時」を、ムナーリは自身の想像力の羽根にしている。

No著者書名?
88 夜 グレース・ミラベラヴォーグで見たヴォーグ
102 夜 堀内誠一父の時代・私の時代
439 夜 榧野八束近代日本のデザイン文化史
440 夜 マルセル・ヘードリッヒココ・シャネルの秘密
547 夜 ジョン・ラッセル・テイラー英国アール・ヌーヴォー・ブック
782 夜 内田繁インテリアと日本人
924 夜 川崎和男デザイナーは喧嘩師であれ
1014 夜 ジャン・バーニーエットーレ・ソットサス
1101 夜 柏木博モダンデザイン批判
1159 夜 石岡瑛子I DESIGN(私デザイン)
1171 夜 原弘デザインの世紀
1191 夜 PDの思想委員会・三原昌平編プロダクトデザインの思想
1217 夜 ラスロー・モホリ=ナギ絵画・写真・映画
1286 夜 ブルーノ・ムナーリモノからモノが生まれる
1520 夜 ヴィレム・フルッサーデザインの小さな哲学
1528 夜 エルザ・スキャパレリショッキング・ピンクを生んだ女
1543 夜 長沢節弱いから、好き。
1564 夜 ドナルド・A・ノーマンエモーショナル・デザイン
1587 夜 北村道子衣裳術
1644 夜 山中俊治デザインの骨格
1719 夜 アン・ホランダー性とスーツ
1800 夜 スザンナ・フランケルヴィジョナリーズ

 

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銀塩の光学的事件

マン・レイ、藤原新也、アラーキー、メイプルソープ、土門拳、十文字美信。
光量子と銀塩が生み出す“事件“としての写真。鬼才たちが被写体へ
一心に注いだ”鬼のまなざし”を千夜千冊のレンズで写し撮った
松岡正剛の写真論。『カメラ・オブスクラ年代記』『レンズ汎神論』も収録。


901夜 土門拳『死ぬことと生きること』

われわれは、何事も「とことん」をしていない。「とことん」していないから、決定的なヒントに出会えない。

No著者書名?
74 夜 ニール・ボールドウィンマン・レイ
90 夜 ジョン・ハモンドカメラ・オブスクラ年代記
148 夜 ロバート・キャパちょっとピンぼけ
160 夜 藤原新也印度放浪
318 夜 パトリシア・モリズローメイプルソープ
574 夜 飯田鉄レンズ汎神論
901 夜 土門拳死ぬことと生きること
1105 夜 荒木経惟写真ノ話
1109 夜 十文字美信澄み透った闇
1152 夜 都築響一賃貸宇宙
1594 夜 セバスチャン・サルガド+イザベル・フランクわたしの土地から大地へ
1704 夜 杉本博司苔のむすまで

 

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スクリーンと劇場の魔術師

タルコフスキー、デレク・ジャーマン、ピナ・バウシュ。スクリーンと舞台の
華麗に捧げられた千夜千冊セレクション。映像とシナリオにこそ編集の極意が
あることを喝破した『キューブリック全書』や、巨匠の異能が投げかけた
謎が膨らむ『フェリーニ・オン・フェリーニ』も収録。


177夜 デレク・ジャーマン『ラスト・オブ・イングランド』

そもそも映画『ラスト・オブ・イングランド』が、デレクの病とその解放のための集大成なのである。

No著者書名?
19 夜 アンソニー・サマーズマリリン・モンローの真実
29 夜 ジャン・シャロンレスボスの女王
52 夜 淀川長治淀川長治自伝
84 夜 新藤兼人ある映画監督の生涯
97 夜 ハインツ・グロイルキャバレーの文化史
142 夜 コスタンツォ・コスタンティーニ編フェリーニ・オン・フェリーニ
177 夜 デレク・ジャーマンラスト・オブ・イングランド
527 夜 ピーター・グリーンアンドレイ・タルコフスキー
561 夜 ライムント・ホーゲピナ・バウシュ タンツテアターとともに
623 夜 鈴木晶バレエの魔力
814 夜 デイヴィッド・ヒューズキューブリック全書
892 夜 ジャック・タチぼくの伯父さんは、のんきな郵便屋さん
976 夜 土方巽病める舞姫
1027 夜 ジークフリート・クラカウアーカリガリからヒトラーへ
1095 夜 西村雄一郎黒澤明と早坂文雄
1099 夜 ヴァーツラフ・ニジンスキーニジンスキーの手記
1483 夜 イサク・ディーネセン(実はカレン・ブリクセン)バベットの晩餐会
1505 夜 アレハンドロ・ホドロフスキーリアリティのダンス
1535 夜 山崎努俳優のノート
1585 夜 岡本喜八対談集しどろもどろ
1678 夜 吉村信次郎・後藤光明・西谷真一ヴィスコンティ集成
1759 夜 押井守世界の半分を怒らせる
1762 夜 篠田正浩河原者ノススメ

 

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都市とゲニウス・ロキ

ゴシックとはいかなる様式か?
ル・コルビュジエはなぜ「ラ・トゥーレット修道院」を設計したのか?
ウィトルーウィウスの建築論や、建築という場に潜む
「ゲニウス・ロキ」に目を向けながら、『負ける建築』(隈研吾)、
『建築的思考』(内藤廣)などの現代日本建築論をめぐる。


1098夜  アンリ・フォション『ゴシック』

ゴシックが見えなければその前もその後もわからない。ヨーロッパがヨーロッパになるにはどうしてもいったんゴシックを通過するしかなかった。

No著者書名?
229 夜 ジュリオ・カルロ・アルガンブルネッレスキ
296 夜 ベルナール・パリシールネサンス博物問答
486 夜 バーナード・ルドフスキー建築家なしの建築
778 夜 ウィトルーウィウス建築書
926 夜 クリスチャン・ノルベルグ=シュルツゲニウス・ロキ
978 夜 フランク・ロイド・ライトライト自伝
1030 夜 ル・コルビュジエ伽藍が白かったとき
1098 夜 アンリ・フォションゴシック
1104 夜 内藤廣建築的思考のゆくえ
1107 夜 隈研吾負ける建築
1555 夜 クリストファー・アレグザンダーパタン・ランゲージ

 

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棟梁たちのルネッサンス

唐破風の屋根の照りと反りには「絶対矛盾的自己同一」が潜んでいる。
立岩二郎『てりむくり』をはじめ、
ブルーノ・タウト『忘れられた日本』、『伊東忠太動物園』、
磯崎新『建築における「日本的なもの」』などを読み解きながら、
日本の棟梁と建築家たちが生み出してきた“日本という方法”を照射する。


495夜 立岩二郎『てりむくり』

ぼくはこの唐破風がずっと好きだったのである。唐破風にはなんともいえない「絶対矛盾的自己同一」がある。

No著者書名?
210 夜 菅原定三美術建築師・菅原栄蔵
379 夜 村松貞次郎大工道具の歴史
495 夜 立岩二郎てりむくり
531 夜 平田雅哉大工一代
730 夜 伊東忠太・藤森照信・増田彰久伊東忠太動物園
791 夜 むしゃこうじ・みのる
898 夜 磯崎新建築における「日本的なもの」
1218 夜 加藤百合大正の夢の設計家
1280 夜 ブルーノ・タウト忘れられた日本
1291 夜 笠井一子京の大工棟梁と七人の職人衆
1514 夜 木村謙一・小沼充・久住章・挾土秀平ほか左官回話
1561 夜 小川三夫棟梁

 

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枯山水=引き算のニッポン

茶の湯の侘数寄者たちを淡い光で描き出した『本覚坊遺文』(井上靖)、
「忘れられた日本」の核心に最もはやく手を触れた作庭家・重森三怜の『枯山水』、
をはじめ、“真行草”で松岡正剛が案内するニッポン芸道のバイオグラフィー。
アジアのティーロード(茶の道)へのヒント『韓国の茶道文化』も収録。


861夜 重森三玲『枯山水』

水を感じさせるために水を抜いた枯山水は、日本人の究極の「引き算の美学と思想」をあらわしていた。

No著者書名?
156 夜 井上靖本覚坊遺文
356 夜 堀口捨己草庭
386 夜 秋里籬島都林泉名勝図会
406 夜 小川後楽煎茶への招待
490 夜 澤田ふじ子花僧
556 夜 尼崎博正編植治の庭
585 夜 早坂暁華日記
703 夜 池井望盆栽の社会学
861 夜 重森三玲枯山水
939 夜 南坊宗啓南方録
1228 夜 金明培(キム・ミョンベ)韓国の茶道文化
1556 夜 辻芳樹和食の知られざる世界

 

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「半泥子こそはキレイダ・キライダをはっきり言いつづけためずらしい
風流断言人だった」。松岡正剛がぞっこんに惚れた作陶家・川喜田半泥子の
『随筆泥仏堂日録』をはじめ、柳宗悦、河井寛次郎、棟方志功、青山二郎、
白洲正子など、見る眼・造る目が生み出す日本の数寄感覚を松岡正剛が読む。

日本の名匠と眼の哲学


1179夜 川喜田半泥子『随筆泥仏堂日録』

半泥子こそはキレイダ・キライダをはっきり言いつづけためずらしい風流断言人だった

No著者書名?
5 夜 河井寛次郎火の誓い
28 夜 山本周五郎虚空遍歴
262 夜 青山二郎眼の哲学・利休伝ノート
314 夜 八木一夫オブジェ焼き
371 夜 海音寺潮五郎日本の名匠
427 夜 柳宗悦民藝四十年
525 夜 棟方志功板極道
633 夜 佐藤寒山新・日本名刀100選
746 夜 松田権六うるしの話
893 夜 白洲正子かくれ里
1179 夜 川喜田半泥子随筆泥仏堂日録
1531 夜 日本民藝館監修用の美
1537 夜 竹原あき子縞のミステリー
1627 夜 潮田洋一郎数寄語り

 

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余白の水暈墨章

中世日本より培われてきた山水思想には、ヴァーチャルリアリティを
構成する日本人の「引き算の美学と思想」が込められていた。瓢鮎図、八大山人、
岡倉天心、魯山人などをめぐりつつ、「負の山水」こそが現代の日本に欠けた
「胸中山水」であることを語る山水思想集。


139夜 島尾新『瓢鮎図』

一枚の絵に畳みこまれた時間と空間に昏々と眠りこけていたミーム(文化の遺伝子)…

No著者書名?
3 夜 長尾雨山中国書畫話
47 夜 北大路魯山人・平野雅章編魯山人書論
75 夜 岡倉天心茶の本
116 夜 マイケル・サリヴァン中国山水画の誕生
139 夜 島尾新瓢鮎図
223 夜 井上有一日々の絶筆
236 夜 春名好重巻菱湖伝
343 夜 篠田桃紅私というひとり
607 夜 矢代幸雄水墨画
615 夜 李沢厚中国の伝統美学
644 夜 中田勇次郎文房清玩
737 夜 高田宏和紙千年
743 夜 會津八一渾斎随筆
1093 夜 周士心八大山人
1165 夜 鈴木史楼百人一書
1264 夜 小林忠墨絵の譜
1557 夜 久須本文雄寒山拾得
1607 夜 富岡鉄斎鐡斎大成
1791 夜 オイゲン・ヘリゲル弓と禅

 

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日本の自画像を極めた芸術家

松岡正剛が愛読した村松梢風『本朝画人傳』をはじめ、小村雪岱、横山大観、
川端龍子など日本の近代絵師の姿を追走するセレクション。
「日本それ自体」の美を攫(さら)っていくかのような
『マルローとの対話』、「たったひとつの美の本体への意思」を
読むべきと綴った岸田劉生『美の本体』も収録。


1470夜 近藤啓太郎『大観伝』

ぼくは模写や模倣や類似化という方法には、創造性と想像性の両方にまたがる秘密が隠されていると確信している。

No著者書名?
194 夜 伊藤晴雨伊藤晴雨自画自伝
320 夜 岸田劉生美の本体
392 夜 竹本忠雄マルローとの対話
462 夜 水尾比呂志デザイナー誕生
472 夜 花田清輝もう一つの修羅
497 夜 高階秀爾日本近代美術史論
505 夜 坂崎坦日本画の精神
651 夜 川端龍子四国遍路
964 夜 村松梢風本朝画人傳
1097 夜 星川清司小村雪岱
1138 夜 林美一江戸の枕絵師
1470 夜 近藤啓太郎大観伝

 

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語り手達の「型」と「間」

明治のオーラル文芸の先鋭を走った円朝、寄席芸人を育てた
新宿末広亭のヒストリーなどから、世の語り手たちが生みだす絶妙の
「型」と「間」をめぐる。立川談志が童謡の「はかない自然」「せつない童心」を
語った『童謡咄』も必読。


787夜 小島政二郎『円朝』

円朝が見えないでは、幕末維新も明治文化も語れない。

No著者書名?
170 夜 桂文楽芸談あばらかべっそん
301 夜 有吉佐和子一の糸
543 夜 太鼓持あらい「間」の極意
642 夜 徳川夢声話術
696 夜 高野正雄喜劇の殿様
787 夜 小島政二郎円朝
798 夜 飯島吉晴笑いと異装
837 夜 立川談志童謡咄
1170 夜 冨田均寄席末広亭
1692 夜 小林信彦名人
1693 夜 桂米朝一芸一談

 

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秘すれば舞姫

「風姿が花で、その花を伝えているのか。風姿そのものが
花伝そのものなのか」。世阿弥の『風姿花伝』にはじまる
日本の芸道の根本をめぐるブックセレクション。林屋辰三郎が
日本の芸能のルーツを描いた『歌舞伎以前』、
安田登『ワキから見る能世界』まで幅広く収録。


118夜 世阿弥『風姿花伝』

このこと、すなわち「秘する花の分目」ということが、『花伝書』全巻の思想の根本なのである。

No著者書名?
11 夜 渡辺保黙阿弥の明治維新
118 夜 世阿弥元清風姿花伝(花伝書)
231 夜 戸板康二あの人この人
288 夜 千谷道雄秀十郎夜話
325 夜 郡司正勝おどりの美学
369 夜 中村喜春江戸っ子芸者一代記
481 夜 林屋辰三郎歌舞伎以前
510 夜 安藤鶴夫文楽 芸と人
614 夜 中村雀右衛門女形無限
646 夜 山本東次郎狂言のことだま
761 夜 武智鉄二伝統演劇の発想
826 夜 吉田簑助頭巾かぶって五十年
906 夜 武原はん武原はん一代
1176 夜 安田登ワキから見る能世界
1306 夜 観世寿夫世阿弥を読む
1508 夜 西平直世阿弥の稽古哲学
1526 夜 藤原成一かさねの作法
1639 夜 戸井田道三戸井田道三の本 こころ・かたち・みぶり・まなざし

 

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韻律日本とサラダ記念日

水枕ガバリと寒い海がある(西東三鬼)
山ねむる山のふもとに海ねむる(若山牧水)
染め急ぐ小紋返しや飛ぶ小蝶(井上井月)
種田山頭火、永田耕衣、石田波郷、寺山修司、俵万智、御中虫。
松岡正剛が選ぶ日本の歌境と韻律と俳諧の詞華集。


627夜 上田三四二『短歌一生』

三四二は短歌を「日本語の底荷」だと言った。

No著者書名?
9 夜 丸谷才一新々百人一首
24 夜 永田耕衣耕衣自伝
35 夜 加藤郁乎日本は俳句の国か
122 夜 石川桂郎俳人風狂列伝
298 夜 春日井建春日井建歌集
312 夜 俵万智サラダ記念日
330 夜 種田山頭火山頭火句集
355 夜 岡崎清一郎春鴬囀
413 夜 寺山修司寺山修司全歌集
454 夜 江宮隆之井上井月伝説
589 夜 若山喜志子選若山牧水歌集
627 夜 上田三四二短歌一生
692 夜 斎藤史記憶の茂み
938 夜 吉井勇吉井勇歌集
1003 夜 石田波郷鶴の眼
1197 夜 田中未知寺山修司と生きて
1270 夜 塚本邦雄星餐圖
1462 夜 御中虫関揺れる
1466 夜 岡野弘彦美しく愛しき日本
1573 夜 今泉準一其角と芭蕉と
1597 夜 高浜虚子虚子五句集

 

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歌が降ります

「揺籃のうたをカナリヤが歌う、ねんねこ、ねんねこ、ねんねこ、よ」。
北原白秋、野口雨情、小川未明ら大正の童謡詩人から、
萩原朔太郎、宮沢賢治、吉田一穂など昭和の詩人まで、
「歌を忘れたカナリヤ」としての日本の詩情をひもとく。
日本はどんな歌を忘れたのか、どんな歌を思い出すべきなのか。


1048夜 北原白秋『北原白秋集』

ぼくには、歴史の中の逸材とこそ伴走する癖があった。

No著者書名?
20 夜 佐藤春夫晶子曼陀羅
73 夜 小川未明童話集より赤いろうそくと人魚
150 夜 大手拓次大手拓次詩集
193 夜 平田俊子平田俊子詩集
259 夜 斎藤茂吉赤光
351 夜 中原中也山羊の歌
665 夜 萩原朔太郎青猫
700 夜 野口雨情野口雨情詩集
784 夜 西脇順三郎雑談の夜明け
900 夜 宮沢賢治銀河鉄道の夜
922 夜 富永太郎富永太郎詩集
1048 夜 北原白秋北原白秋集
1053 夜 吉田一穂吉田一穂大系
1148 夜 石川啄木一握の砂・悲しき玩具

 

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青い鳥とスイミーの夜間飛行

幼なごころは「よそ」や「べつ」からやってくる。サン=テグジュペリの
『夜間飛行』、アンデルセン『絵のない絵本』、レオ・レオーニ『スイミー』、
谷内六郎『北風とぬりえ』をはじめ、遠くからやってくる“幼ごころ”の声に
耳を澄ませて綴ったアンソロジー。


328夜 谷内六郎『北風とぬりえ』

谷内六郎はイディオ・サパンではない。「少年」の幻視を描きつづける才能の持ち主なのである。下町のヒルデガルトであって、ぬりえの宮沢賢治だった。

No著者書名?
16 夜 サン=テグジュペリ夜間飛行
55 夜 ヒュー・ロフティングドリトル先生アフリカゆき
58 夜 ハンス・C・アンデルセン絵のない絵本
68 夜 モーリス・メーテルリンク青い鳥
179 夜 レオ・レオーニスイミー
328 夜 谷内六郎北風とぬりえ
426 夜 ウィーダフランダースの犬
516 夜 カルロ・コッローディピノッキオの冒険
569 夜 蕗谷虹児花嫁人形
723 夜 シャルル・ペロー長靴をはいた猫
853 夜 奈街三郎・茂田井武電気スケート
1015 夜 石井桃子ノンちゃん 雲に乗る
1057 夜 北田耕也近代日本少年少女感情史考
1169 夜 ヴァレリー・ラルボー幼なごころ
1174 夜 ヤーコプ・グリム&ウィルヘルム・グリムヘンゼルとグレーテル
1272 夜 根本圭助図説・小松崎茂ワールド
1308 夜 ジーン・ウェブスターあしながおじさん
1748 夜 清水真砂子子どもの本のもつ力

 

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少年たちの行方

作家たちが「お気に入りの子供」(a favorite child)の目で描いた物語の数々。
ゴールディングの『蠅の王』、デフォーの『モル・フランダーズ』、
グリム兄弟の『ヘンゼルとグレーテル』、
デュマの『モンテ・クリスト伯』など、
大人になりつつある少年たちの行方を綴る。


153夜 ギュンター・グラス『ブリキの太』

『ブリキの太鼓』の主題は何か。これははっきりしている。「壊れやすさ」「傷つきやすさ」というものである。フラジリティである。

No著者書名?
106 夜 エラリー・クイーンYの悲劇
117 夜 モーリス・ルブラン奇巌城
153 夜 ギュンター・グラスブリキの太鼓
155 夜 ロバート・スティーブンソンジーキル博士とハイド氏
324 夜 ジョナサン・スウィフトガリヴァ旅行記
389 夜 ジュール・ヴェルヌ十五少年漂流記
407 夜 チャールズ・ディケンズデイヴィッド・コパフィールド
410 夜 ウィリアム・ゴールディング蝿の王
479 夜 ヘルマン・ヘッセデミアン
611 夜 マーク・トウェインハックルベリイ・フィンの冒険
628 夜 コナン・ドイル緋色の研究
664 夜 アガサ・クリスティオリエント急行殺人事件
734 夜 林不忘丹下左膳
827 夜 スティーヴン・キングスタンド・バイ・ミー
963 夜 岡本綺堂半七捕物帳
1173 夜 ダニエル・デフォーモル・フランダーズ
1220 夜 アレクサンドル・デュマモンテ・クリスト伯
1503 夜 ジェームズ・バリピーター・パンとウェンディ
1598 夜 ルイス・キャロル不思議の国のアリス 鏡の国のアリス
1640 夜 住野よる君の膵臓をたべたい

 

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和泉式部とボヴァリー婦人

和泉式部からボヴァリー婦人まで、東西の女流文学が生み出してきた
筆跡を辿る。チャタレイ夫人、アンナ・カレーニナなど、小説のストーリーの
なかに生きる女性たちも登場。必見はヨーロッパ社会の奥底に潜む
謎に迫る名作『レベッカ』。


285夜 和泉式部『和泉式部日記』

男がすなるものを女がしてみているのか、女がすなるものを男がしているのか、

No著者書名?
256 夜 林芙美子放浪記
265 夜 ダフネ・デュ・モーリアレベッカ
285 夜 和泉式部和泉式部日記
287 夜 ギュスターヴ・フローベールボヴァリー夫人
373 夜 フランソワ・モーリアックテレーズ・デスケルウ
419 夜 清少納言枕草子
424 夜 尾崎翠尾崎翠全集
638 夜 樋口一葉たけくらべ
925 夜 建礼門院右京大夫建礼門院右京大夫集
967 夜 後深草院二条とはずがたり
1153 夜 シドニー=ガブリエル・コレット青い麦
1569 夜 紫式部源氏物語
1570 夜 紫式部源氏物語
1571 夜 紫式部源氏物語
1710 夜 ヴァージニア・ウルフダロウェイ夫人

 

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聖少女と反少女の手記

尾崎翠から松浦理英子まで。聖少女と反少女を描いた日本の女流作家たち。
『反少女の灰皿』(矢川澄子)、『センセイの鞄』(川上弘美)、
『はにかみの国』(石牟礼道子)、『TUGUMI』(吉本ばなな)など作品を収録。
「指のあいだに残ったのは、黄粉(きなこ)のようなチュニジアの砂」(江國香織)。


1062夜 松浦理英子『ナチュラル・ウーマン』

この「負のアクメ」が『ナチュラル・ウーマン』で結晶作用をおこしたのだ。

No著者書名?
350 夜 吉本ばななTUGUMI
523 夜 川上弘美センセイの鞄
591 夜 矢川澄子反少女の灰皿
741 夜 大原富枝婉という女
747 夜 江國香織落下する夕方
839 夜 宮尾登美子鬼龍院花子の生涯
985 夜 石牟礼道子はにかみの国
1040 夜 倉橋由美子聖少女
1062 夜 松浦理英子ナチュラル・ウーマン
1666 夜 茨木のり子倚りかからず
1736 夜 多和田葉子献灯使
1743 夜 村田沙耶香コンビニ人間

 

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読みなおす日本文学クロニクル

「われわれはあまりにも大事なことを語ろうとはしてこなかったのではないか」。
千夜千冊の記念すべき第1000夜を飾った良寛『良寛全集』をはじめ、西行、芭蕉、
蕪村、一茶から、『南総里見八犬伝』『雨月物語』まで、日本の古典文芸を
松岡正剛が破格のキーワードと無常のパスワードでめぐる珠玉のセレクション。


344夜 高橋睦郎『読みなおし日本文学史』

歌が歌を求めて漂泊をする。歌人がさまようのではなく、歌そのものが「さすらい人」という日本古来に芽吹いた母型をつかって漂泊をする。

No著者書名?
17 夜 堀田善衞定家明月記私抄
85 夜 唐木順三中世の文学
158 夜 藤原公任撰和漢朗詠集
344 夜 高橋睦郎読みなおし日本文学史
447 夜 上田秋成雨月物語
596 夜 大峯顯花月のコスモロジー
618 夜 井原西鶴好色一代男
728 夜 復本一郎さび
753 夜 西行山家集
767 夜 小林一茶一茶俳句集
850 夜 与謝蕪村蕪村全句集
949 夜 鶴屋南北東海道四谷怪談
974 夜 近松門左衛門近松浄瑠璃集
991 夜 松尾芭蕉おくのほそ道
998 夜 滝沢馬琴南総里見八犬伝
1000 夜 良寛良寛全集
1049 夜 小西甚一日本文学史
1089 夜 尼ヶ崎彬花鳥の使
1154 夜 西郷信綱梁塵秘抄
1219 夜 心敬ささめごと・ひとりごと

 

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草枕と日本橋で読む明治・大正

「日本の奥へ赴きたいのなら、”写し”をもって退くべきなのだ」。
夏目漱石の『草枕』をはじめ、幸田露伴『連環記』、正岡子規『墨汁一滴』、
泉鏡花『日本橋』、芥川龍之介『侏儒の言葉』などの文芸作品を
通して綴る近代日本論。


983夜 幸田露伴『連環記』

日本は敗戦で失敗したんじゃなくて、敗戦後にみんなで露伴を読まなくなったから、失敗したんです。

No著者書名?
31 夜 中勘助銀の匙
196 夜 島崎藤村夜明け前
206 夜 二葉亭四迷浮雲
450 夜 永井荷風断腸亭日乗
499 夜 正岡子規墨汁一滴
518 夜 ウィリアム・バトラー・イエーツ鷹の井戸
583 夜 夏目漱石草枕
650 夜 有島武郎小さき者へ
655 夜 国木田独歩武蔵野
688 夜 中里介山大菩薩峠
758 夜 森鴎外阿部一族
870 夜 室生犀星杏っ子
891 夜 尾崎紅葉金色夜叉
917 夜 泉鏡花日本橋
931 夜 芥川龍之介侏儒の言葉
983 夜 幸田露伴連環記
1236 夜 志賀直哉暗夜行路
1309 夜 豊福健二風呂で読む漱石の漢詩

 

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雪国と檸檬と槿で読む昭和

「冬の紳士の不在。大佛はそのことを敗戦日本の風土の人間像に見抜いた」。
大佛次郎の『冬の紳士』から、梶井基次郎『檸檬』、志賀直哉『暗夜行路』、
川端康成『雪国』、谷崎潤一郎まで。昭和日本の作家たちが描いた
「燠火」(おいび)を語る松岡正剛の小説日本論。


458夜 大佛次郎『冬の紳士』

この紳士は大佛が紙背に置いていった燠火なのである。

No著者書名?
53 夜 川端康成雪国
60 夜 谷崎潤一郎陰翳礼讚
247 夜 小林勇蝸牛庵訪問記
364 夜 直木三十五南国太平記
403 夜 織田作之助夫婦善哉
434 夜 舟橋聖一悉皆屋康吉
458 夜 大佛次郎冬の紳士
485 夜 梶井基次郎檸檬
507 夜 太宰治女生徒
560 夜 大薮春彦野獣死すべし
929 夜 村山知義忍びの者
1287 夜 菊池寛真珠夫人
1315 夜 古井由吉槿(あさがお)
1321 夜 中河与一天の夕顔
1689 夜 高山樗牛瀧口入道
1713 夜 小松左京日本アパッチ族

 

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昭和の黒い雨、平成の夏花火

広島の被爆を描いた井伏鱒二の『黒い雨』をはじめ、
大岡昇平『野火』、梅崎春生『幻花』など戦争文学から、松本清張、
三島由紀夫、中上健次、町田康、乙一までの戦後~現代小説に
描かれてきたJapanの姿を読む。


238夜 井伏鱒二『黒い雨』

舞台は広島。時間は原爆が落ちてから5年近くたったころ。

No著者書名?
71 夜 武田泰淳ひかりごけ
169 夜 隆慶一郎吉原御免状
181 夜 柳田邦男マリコ
238 夜 井伏鱒二黒い雨
289 夜 松本清張砂の器
321 夜 乙一夏と花火と私の死体
393 夜 深沢七郎楢山節考
534 夜 安部公房砂の女
551 夜 吉行淳之介原色の街・驟雨
641 夜 堀辰雄風立ちぬ
674 夜 水上勉五番町夕霧楼
725 夜 町田康くっすん大黒
755 夜 中上健次枯木灘
801 夜 五木寛之風の王国
847 夜 車谷長吉鹽壷の匙
960 夜 大岡昇平野火
1022 夜 三島由紀夫絹と明察
1161 夜 梅崎春生幻化

 

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神曲と桃源郷にはじまる世界

神曲、李白、ドン・キホーテ。リア王、水滸伝、山月記。
レ・ミゼラブル、陶淵明、赤と黒。いつだって世界の裂け目は物語の
叙述のなかにこそ出来(しゅったい)してきた。松岡正剛のナビゲートで
読む世界の古典文学のダイナミズム。


913夜 ダンテ・アリギエーリ『神曲』

ここには人文の地図があり、精神の渇望があり、文芸のすべてに及ぶ寓意が集約されている。

No著者書名?
111 夜 渡辺一夫曲説フランス文学
337 夜 スタンダール赤と黒
361 夜 中島敦李陵・弟子・名人伝
438 夜 楊定見・施耐庵・羅貫中水滸伝
600 夜 ウィリアム・シェイクスピアリア王
657 夜 ソポクレスオイディプス王
707 夜 エミール・ゾラ居酒屋
872 夜 陶淵明陶淵明全集
913 夜 ダンテ・アリギエーリ神曲
952 夜 李白李白詩選
962 夜 ヴィクトル・ユゴーレ・ミゼラブル
970 夜 ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテヴィルヘルム・マイスター
1178 夜 李賀李賀詩選
1181 夜 ミゲル・デ・セルバンテスドン・キホーテ
1189 夜 ジョヴァンニ・ボッカチオデカメロン
1281 夜 アベ・プレヴォーマノン・レスコー
1533 夜 フランソワ・ラブレーガルガンチュアとパンタグリュエル
1703 夜 ギルガメシュ叙事詩
1711 夜 林語堂蘇東坡(上・下)
1774 夜 アンリ・ジャンメールディオニューソス

 

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マルドロールと骰子一擲

「たとえばドイツ・ロマン派にいつ出会えたか。これはその後の読書海図の
ひとつの運を決めている」。ノヴァーリスの傑作『青い花』をはじめ、
ランボオとともに「近さに向かっての越境」を考えた『イリュミナシオン』など、
詩人たちの月光を耽読するMoonlightアンソロジー。


966夜 ステファヌ・マラルメ『骰子一擲』

一擲が詩になる。詩が一擲になる。そのどちらも、詩を何かに貼り付けたからできるのだ。

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46 夜 ライナー・マリア・リルケマルテの手記
132 夜 ノヴァーリス青い花
268 夜 ハインリッヒ・ハイネ歌の本
340 夜 アレン・ギンズバーグギンズバーグ詩集
480 夜 堀口大學月下の一群
634 夜 アンドレ・ブルトンナジャ
680 夜 ロートレアモンマルドロールの歌
690 夜 アルチュール・ランボオイリュミナシオン
742 夜 ウィリアム・ブレイク無心の歌・有心の歌
773 夜 シャルル・ボードレール悪の華
851 夜 トリスタン・ツァラダダ宣言
957 夜 オクタヴィオ・パス弓と竪琴
966 夜 ステファヌ・マラルメ骰子一擲
977 夜 アンリ・ミショー砕け散るものの中の平和
1200 夜 フリードリッヒ・ヘルダーリンヘルダーリン全集
1222 夜 ジェラール・ド・ネルヴァルオーレリア
1591 夜 ジョン・キーツエンディミオン
1730 夜 ジャン=ミシェル・モルポワ見えないものを集める蜜蜂

 

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カラマーゾフから闇の奥まで

松岡正剛が高校時代以来の超難問「大審問」と正面から対決する
『カラマーゾフの兄弟』。地中海に渦巻く恋物語への"読知感覚”を寄せた
『アレクサンドリア四重奏』。カフェ“コンブレ”の記憶とともに
書き下ろされた『失われた時を求めて』。蒼々たる世界文学の名作が
生み出してきた創造の飛沫と特大の謎の行方。


950夜 フョードル・ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』

この「キリストの沈黙」こそは、ドストエフスキーが全ヨーロッパ社会の歴史の総体に問うてみせた一撃である。

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32 夜 ロープシン蒼ざめた馬
38 夜 トルーマン・カポーティ遠い声・遠い部屋
64 夜 フランツ・カフカ
113 夜 ニコライ・ゴーゴリ外套
125 夜 エミリー・ブロンテ嵐が丘
300 夜 ハーマン・メルヴィル白鯨
316 夜 トーマス・マン魔の山
353 夜 アレクサンドル・プーシキンスペ-ドの女王 ベールキン物語
429 夜 ヘンリー・ジェイムズねじの回転
465 夜 J.D.サリンジャーライ麦畑でつかまえて
509 夜 アルベール・カミュ異邦人
558 夜 ギイ・ド・モーパッサン女の一生
580 夜 レフ・トルストイアンナ・カレーニナ
649 夜 ヘンリー・ミラー北回帰線
745 夜 ロレンス・ダレルアレキサンドリア四重奏
855 夜 デイヴィッド・ロレンスチャタレイ夫人の恋人
865 夜 アンドレ・ジッド狭き門
935 夜 マルセル・プルースト失われた時を求めて
950 夜 フョードル・ドストエフスキーカラマーゾフの兄弟
1070 夜 ジョーゼフ・コンラッド闇の奥
1323 夜 プロスペル・メリメカルメン
1474 夜 ナサニエル・ホーソーン緋文字
1568 夜 オノレ・ド・バルザックセラフィタ
1729 夜 E・T・A・ホフマン牡猫ムルの人生観

 

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百年の孤独からムーンパレスまで

フィッツジェラルド『キリマンジャロの雪』からパムク『わたしの名は紅』まで。
20世紀以降を語るには欠かせない小説作品を案内する、千夜千冊の
現代世界文学アンソロジー。ベケットの山高帽とオースターの泡(うたかた)と
ブゴウスキーの美女と老舎の駱駝が集ったワールドノーベルの5番街。


1234夜 オルハン・パムク『わたしの名は紅』

ぼくは読み進めながら『薔薇の名前』を思い出していた。

No著者書名?
21 夜 ボリス・ヴィアン日々の泡
26 夜 レイモンド・チャンドラーさらば愛しき女よ
95 夜 チャールズ・ブコウスキー町でいちばんの美女
241 夜 ウンベルト・エーコ薔薇の名前
243 夜 ポール・オースタームーン・パレス
274 夜 ロバート・ラドラム暗殺者
293 夜 ミオドラーク・ブラトーヴィッチ赤いおんどり
360 夜 ミラン・クンデラ存在の耐えられない軽さ
363 夜 ダシール・ハメットマルタの鷹
404 夜 エレナ・ガーロ未来の記憶
597 夜 残雪突囲表演
716 夜 魯迅阿Q正伝
765 夜 ガルシア・マルケス百年の孤独
788 夜 ジャック・プレヴェール金色の老人と喪服の時計
940 夜 ウィリアム・フォークナーサンクチュアリ
973 夜 老舎駱駝祥子
1067 夜 サミュエル・ベケットゴドーを待ちながら
1166 夜 アーネスト・ヘミングウェイキリマンジャロの雪
1202 夜 ミシェル・グリーン地の果ての夢・タンジール
1234 夜 オルハン・パムクわたしの名は紅
1268 夜 エドワード・モーガン・フォースターインドへの道
1301 夜 パブロ・ネルーダネルーダ回想録
1328 夜 越川芳明 ・沼野充義・野谷文昭・柴田元幸・野崎歓
世界×現在×文学 作家ファイル
1449 夜 高行健(ガオ・シンヂェン)霊山
1558 夜 ポール・ボウルズシェルタリング・スカイ
1707 夜 マリオ・バルガス=リョサ密林の語り部
1742 夜 カート・ヴォネガット・ジュニアプレイヤー・ピアノ
1744 夜 ジェイムズ・ジョイスダブリンの人びと
1745 夜 アラン・ロブグリエ嫉妬
1751 夜 ジョン・リーランドヒップ
1782 夜 ハインリッヒ・ロムバッハ世界と反世界
1789 夜 エーリッヒ・アウエルバッハミメーシス(上・下)

 

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ワイルドからマンディアルグまで

ワイルド、コクトー、バタイユ、ナボコフ。松岡正剛が愛してやまない
S&M感覚が横溢した耽読派エロス文学。他に文学史上初の「はかなさ」
としての機械人間の哲学を描き出したリラダンの『未来のイブ』や麻薬感覚の
一切合財を言葉のジャンクの中に入れ込んだバロウズの『裸のランチ』。


953夜 ヴィリエ・ド・リラダン『未来のイヴ』

人間人形時代の高らかな宣告者。

No著者書名?
34 夜 アルフレッド・ジャリ超男性
40 夜 オスカー・ワイルドドリアン・グレイの肖像
137 夜 柿瑛子・栗原知代 編著耽美小説・ゲイ文学ブックガイド
145 夜 ジョルジュ・バタイユマダム・エドワルダ
161 夜 ウラジミール・ナボコフロリータ
270 夜 マヌエル・プイグ蜘蛛女のキス
278 夜 テネシー・ウィリアムズ回想録
346 夜 ジャン・ジュネ泥棒日記
395 夜 ピエール・クロソウスキーロベルトは今夜
572 夜 河村錠一郎コルヴォー男爵
586 夜 レオポルド・フォン・ザッヘル=マゾッホ毛皮を着たヴィーナス
822 夜 ウィリアム・バロウズ裸のランチ
862 夜 アマール・アブダルハミード
912 夜 ジャン・コクトー白書
953 夜 ヴィリエ・ド・リラダン未来のイヴ
990 夜 ジョリ・カルル・ユイスマンスさかしま
1124 夜 ラリイ・マキャフリイアヴァン・ポップ
1136 夜 マルキ・ド・サド悪徳の栄え

 

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死者の書とうつろ舟が語るゼアー

こう こう こう、した した した。
史上に聳え立つ至高の複式夢幻文学を綴った折口信夫『死者の書』をはじめ、
牧野信一『ゼーロン・淡雪』、江戸川乱歩『パノラマ島奇談』、
夢野久作『ドグラ・マグラ』などの幻想と奇譚をめぐる
千夜千冊“THERE(ゼアー)型”文学ガイド。


143夜  折口信夫『死者の書』

ぼくにとっての「とっておきの珠玉の一冊」が十冊ほどあるとしたら、本書がまさにそのうちの一冊である。

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143 夜 折口信夫死者の書
226 夜 ジョルジュ・ローデンバッハ死都ブリュージュ
234 夜 星新一ボッコちゃん
332 夜 サマセット・モーム月と六ペンス
380 夜 ブラム・ストーカー吸血鬼ドラキュラ
400 夜 夢野久作ドグラ・マグラ
453 夜 パトリック・ジュースキント香水
563 夜 メアリー・シェリーフランケンシュタイン
599 夜 江戸川乱歩パノラマ島奇談
831 夜 石川淳紫苑物語
844 夜 グレアム・グリーン第三の男
968 夜 澁澤龍彦うつろ舟
989 夜 半村良産霊山秘録
1006 夜 久生十蘭魔都
1467 夜 ブルース・チャトウィンウッツ男爵

 

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一千一秒の薄明を描く物語

全人類の憧憬と失望と“未知の記憶“が結晶した千夜千冊版文学作品集。
松岡正剛が恋する作品をシノプシスで綴った『時の声』(H・G・バラード)、
“月の人”に焦がれる全読者へ贈る『一千一秒物語』(稲垣足穂)、
“読書の幾何学“という途方もないプランを
共感共読する『冬の夜ひとりの旅人が』(I・カルヴィーノ)。


879夜  稲垣足穂『一千一秒物語』

ぼくはこれをしばしば「未知の記憶」とよんできた。

No著者書名?
2 夜 ロード・ダンセーニペガーナの神々
62 夜 ウィリアム・ギブスンニューロマンサー
80 夜 J・G・バラード時の声
147 夜 エリザベス・M・トーマストナカイ月
418 夜 フレドリック・ブラウン宇宙をぼくの手の上に
428 夜 アーサー・C・クラーク地球幼年期の終わり
456 夜 トマス・ピンチョンV.
538 夜 ブライアン・W・オールディス地球の長い午後
604 夜 アーダルベルト・シュティフター水晶
785 夜 ジャック・ブロス世界樹木神話
879 夜 稲垣足穂一千一秒物語
883 夜 フィリップ・K・ディックヴァリス
923 夜 イタロ・カルヴィーノ冬の夜ひとりの旅人が
972 夜 エドガー・アラン・ポオポオ全集
1056 夜 牧野信一ゼーロン・淡雪

 

背景画像:蓮のレントゲン写真+淋巴松屏風