千夜千冊エディション

源氏と漱石

前口上

「源氏」と「漱石」をつないでみたいと思ってきた。
「もののあはれ」と「可哀想だた惚れたってことよ」である。
途中には右京大夫、西行、後鳥羽院、連歌、芭蕉、西鶴、井月たちがいて、
主人公をあからさまにしないスタイルを試みてきた。
しかし「漱石」以降、近代文学は主人公を用意して、
その「創」を描くことにした。何かの「夜明け前」だったのか。